先日 車椅子で転倒した うしろ向きに思いっきり転倒してしまった
わたしのトレードマークである赤い車椅子

空が見えた!

それでQQ車で運ばれた 外だったから土瀝青道路で後頭部を強打したのだ

QQ車の中で考えてみる
いったいわたしの長い人生において 幾たび目のQQ車になるのだろうか?
ニ、三回ではとうてい足りない と云うことしか判らなかった
車椅子生活になってからさえ三回は救急搬送されている
そのまえを含めると数えきれない

そんななかで
most of 印象的なQQ車体験はやっぱり
新宿高島屋の13Fの窓を開けて飛び降りようとして警察に捕まったあと
〈危険人物〉として精神病院に強制入院させられるため 搬送されたときだろう

なんと 拘束衣を着せられ 手枷までつけられた
まるでレクター博士のような見事な〈危険人物〉扱い!
噂の〈緑の救急車〉であったかは よく判らなかったけれど
この体験はいまでもわたしのちょっとした自慢のタネだ

ところで今回 わたしはCTにもとくに異常はなくすぐに無罪放免となったのだが 迎えを待つあいだ救命室のベッドで寝かされていた
カーテンで仕切られた隣のベッドにはどうやら意識レベルがかなり低いおばあちゃんがいるみたいだった
聞くとはなしに隣の様子を窺っていると 救命室のスタッフたちはおばあちゃんになにかの薬品を投与した模様
数分後 先刻からいくら呼びかけてもちっとも反応しなかったおばあちゃんが覚醒!
医師が名前や年齢や生年月日を尋ねるのにも淀みなく答え 目茶苦茶意識レベルクリアー
医師は質問を続ける

「いまは昭和かね? 平成かね?」

ひっかけか?と思っているとおばあちゃんがボソリ

「令和」

「ああ そうやったね……」 と医師はたじたじ
わたしは内心で『薬 凄すぎ!』と ひたすらに驚いていた

さて やっと迎えが来て帰ることになった
迎えに来た父上は開口一番 曰った

「お前 もうヘルメットでも被っとけ!!」

親の愛か?
Amazonで探そうかと 本気で思う今日この頃