伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を聴き終わった。
あらすじ
首相公選制が存在する現代。仙台市では金田首相の凱旋パレードが盛大に行われていた。それと時を同じくして、青柳雅春は、数年ぶりに旧友の森田森吾と再会していた。森田の様子がおかしいことを訝しむ青柳に、森田は恐るべきことを告げる。あまりにも巨大すぎる陰謀から、青柳は友達の力を借りて逃亡を始めるが…
滅茶苦茶、面白かった。昂奮しながら、読み耽った。面白かった!
圧倒的な権力、と云うものはわたしも体験したことがある。
措置入院のときだ。
措置入院とは、警察官等が入院させなければ自傷他害のおそれがある精神障害者を発見した場合に、保健所長を経て都道府県知事(指定都市の市長)へ通報し、知事等の行政権限により国又は都道府県立病院及び指定病院へ、その患者を入院させる行政処分です。
また、他の入院形態は病院の管理者名による書面告知ですが、措置入院は知事名の書面(措置入院決定のお知らせ)による告知がなされます。
措置入院の必要性については、厚生大臣の定める基準に従って知事の指定した2名以上の指定医の診察の結果が一致した場合になります。
措置入院は、新宿高島屋の13Fの排気窓から飛び降りようとして警察に保護された時だ。
誰も話を聞いてくれないし、錯乱しているわけでもないのに拘束された。
圧倒的な権力、と云うものを思い知った。
わたしのような無邪気な子供には太刀打ちできない世界があるのだと云うことを思い知らされた。
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