本をネットで注文して、書店で受け取れるシステムで、弟へプレゼントを買ったのだが、それが書店に届いたそうだ。

頼んだのは「回転ドアは順番に」。東直子と穗村弘のコラボ。

JOさんの詩を読んで短歌を詠んだ。


■夜。

身体と心が満ち足りる。
夜の空気にもしんと満ちている。
月をみていればわかる。

過去は私のみた未来で、
冷静に見ると、ちゃちな作りのおもちゃみたいだ。
ずっとそこにたどり着きたくて嘆いてる。

生きる意味がわからない、すっとどこかに吸い込まれるような空虚さに身を置き
内側から薄くなってやがて消えていくような。
ただ現在に踏みとどまることだけを念頭に。

人の真摯な姿に感動し、こころ震え、
また、べったりした甘みに嫌悪感を覚え、
なにもかも忘れ、いまふたたび湧き上がる。

行動し、拡がり、また破裂する。

生きる意味。
そんなの毎日ちゃんと感じているじゃないか。

隠れなくてもいいし
隠さなくてもいい。

心は、
拡散し、
霧になり、
消えていく。

虹より鮮やかで楽しくて美しい、 新しい一日。