来年のスケジュールなんかがバンバン入りだして、いい加減新しい手帳がないと不便な時期になってきたので、ここ最近手帳を捜し求めている。
わたしは基本的に、年度で手帳を持ちたい人なのだけど、何故か世間一般は1月始まりの手帳が多く、けっこう不便な思いをしていて、毎年毎年、手帳を自作しようかと思い悩む。でもそうしているうちに手帳を貰ったりして。
今年に関しては二冊も貰った。
正直云って、手帳をひとにあげるって暴挙だと思う。
だって、使いやすさとかこだわりとか好みって人それぞれだし、それが手帳の場合、サイズやデザインに始まり、1月始まりか3月始まりか、月間スケジュールだけでいい人もいれば毎日一ページほしい人もいるだろうし。
例えば、わたしなりの手帳への要望。
■サイズはポシェットに入るくらい。
■月間スケジュールが来年三月まで入っていること。
■曜日の始まりは月曜。平日と休日(土日)をくっきり分けたい。
■月間スケジュールとは別に、あとの方に毎日のちょっとした記述ページがほしい。
■メモページはできるだけたくさん。
■アドレス蝶はできれば別になっていてほしい。
■月齢表示がほしい。
■デザインはシンプルかつ一捻りある感じ。
■大きさや厚みの割には記述スペースが広く取られている。
などなど。
だから、手帳を贈られたときは正直怒りを覚えた(苦笑)。かといって使わないわけには行かない。そんなわけで、今年は仕方なく、贈られた二つの手帳(どちらも1月始まり)を使っていた。一つはスケジュール管理に、一つは雑記に。
故に、わたしの、「こだわり手帳」への飢えは高まっていった。
来年こそは妥協をしないんだ! 絶対に使い心地のいい自分なりの手帳を探すんだ。なければ作るんだ!と。
最初は、「ほぼ日手帳」のSPRING版を買おうかと思っていた。とても使ってみたい。
だけど、それと平行して手帳を探したり、オリジナルの手帳を作る計画も進めていて、ここのところ、街に出るたびに文具コーナーで、リフィールをみたり手帳をみたり、バインダーをみたりして、さて、どんな手帳を作ろう・・・と考えあぐねていた。
迷ったあげく、絞った選択肢。
1、過去に使ったミニ6穴サイズの手帳のカバーを再利用して、リフィールは自分で作る。
2、本を作る感覚で、A6サイズの手帳を作る。
3、バインダー&自由記述形式のリフィールの組み合わせでいろいろ工夫する。
そんなわけで、今日もダイソーに行って、手帳コーナーで散々迷った。リフィール(B7サイズ?)式にするのか、本形式で作るか(A6サイズ)。
それに、自分で作るには来年のカレンダーを把握しなければいけない。そのために、ミニサイズのスケジュールブックを買おうかなどなどなど。
結局、結論は出ずお店を出て、考えながら、通り道のミスドに入った。ちょうどセール中だったので、カフェオレでも飲みながらもう一度じっくり考えてみようと思って。
そんなわけで、ミスドに入ったのだけど、ミスドは今スケジュールンキャンペーン中。その見本なんかも見たりして、さらに考えていた。
そうやって手帳について思いをめぐらせながら、貰ったポイントカードを見たりしていたら、お隣のお姉さんが「あの、すみません。あたし要らなくて困ってたんで」と、カードをくれた。
「うわあありがとうございます」と、悦んでいたら、今度は逆サイドのお隣のおじさんとおばさんが「おねえちゃん、こっちもあげるよ」とカードをくれた。
6枚で1冊、この時点で手持ちカードが10枚に。
さらに、その二組が去ったあと、やってきたお姉さん二人組。頼まれて席を詰めたら、お礼なのかまたカードをくれた。ほらあんたも、みたいに、連れのお姉さんのカードもいただいてしまった。
それで、あっという間に手持ちが13枚に。
なんだか思いがけない展開だけど、せっかくだからスケジュールンを貰おうと思って、それからまたカードとにらめっこして色を選び、皮製のスリムタイプのピーチスキンとオータムマロンを貰った。
なんだかイチゴチョコみたいな配色で二冊並べてるととてもかわいい。
でも。
今年もまた、思いがけない手帳がやってきてしまった。
さらに二冊来る、と云うのもデフォルト設定ですか?みたいな(苦笑)。
だけどミスドには確かにこういう文化があるよな、と思った。今時珍しいような文化。
ミスドに入るの自体久しぶりだったけれど、そう云えば、いつも誰かしらカードをくれるかも、と思い出した。昔から年配の方とかは「おばさんいらないからさ」とか「もう来ないから」とか云って「お嬢ちゃんもし集めるんだったら使ってちょうだい」とくれたりする。
今日はそこまで年のいっていないお姉さん達にまで頂いてしまったけれど。
・・・そんなに手帳に飢えた顔をしていたのか?
いや、単に童顔が幸いしただけ?
それでもうれしかった。
なんだか、こういうのっていいな、と思った。
好意の連鎖。
わたしの手元にカードがあと一枚余っている。これ、誰かにあげられたら、いいな。
わたしが貰った5人からの好意も、一緒に添えて。
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