引っかかっていたもの。
それは、いろんな人に（精神科医や心理学の教授やねえぽんのタロット占いでまで）指摘されつづけてきた、わたしの幼児体験についてです。わたしがこんなふうになっている背景にわたしの記憶の底に沈んでいる何らかの幼児体験があるのではないかという説です。
考えても考えても心的外傷となるような幼児体験など思い出せないのですが、わたしは心理学専攻ですから、人の記憶がいかにあやふやなものかを知っています。当然自分の記憶に対しても信頼をおいては居ません。記憶を消しているだけかもしれない、ということもわかっています。
そこで、実家に電話をかけ、ストレートに聞いてみることにしました。
｢お父さん、わたしに性的虐待をしたことある？｣
バッチリ怒られました（そりゃそうだ…）。両親ともに、ぶち切れていました。
めったくそに驚かせ、怒らせ、傷つけてしまったようです。
ちょっと聞き方が不味かったかもしれません。
でも、これが一番良く指摘されることなんですもの。
覚えてない以上、聞いてみないとわからないぢゃない！
そりゃ怒るのもわかるけれどさ、と、怒られたわりに気は楽でした。
やっぱり少しずつ、｢わたし｣を立て直すことからはじめよう。
わたしにはコトバがあるし、やりたいことがあるし、だからそのためにも。
破綻にきちんと目を向けよう。
少しずつでも、立ち向かおう。
そしてちゃんと休もう。それが自分から逃げないということ。
そんなことを誓って、再び眠りにつきました。
なんとなく、ゲシュタルトの転換が出来た気がします。
これからが勝負。
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