前日の授業の後、とてもとても具合が悪くなって帰れなくて、急遽友人のお宅に泊めてもらった。
せっかくなので池袋ティップネスに見学に行く。書いてなかったが、木曜日に下北と新宿のティップネスの見学を済ましてある。最近、ジムに行きたい病なのだ。
そんなお金があるのかは果てしなく疑問なのだけど、ジャスダンス再開したいし、バレエやりたいし、ヨガやりたいし、泳ぎたい。

それから、別の友人と合流して東京ブックフェアに行く。
なんとなく好みのマンガと、前々から欲しかった小説をゲット。
どちらも少女めいた感じがどうしようもなくツボ。少女だけのどこか歪んだ王国、というか、ある意味ビアン的な関係もあったりしつつ、繭の中にいるかんじ。

友人がそのままわたしのうちに泊まりに来たのだけど、宿題が終わった気軽さから、わたしは彼女がお風呂に入っている間に少しだけ睡眠薬を飲みすぎてしまい、気持ちよくなっていた(笑)。

…そしてここから先は、後日聞いた話(わたしには記憶がさっぱりない)。
わたしはなんとくへろへろ気持ちよさそうに横になっていて、彼女がわたしに触れてきても、「ん~?」とあまり認識してない様子でふわふわしていたそうだ。
それで、「気持ちいい?」とか「続けていい?」とか「やめる?」とかいろいろ聞かれたらしいのだけど、「うーん? わかんなーい・・・」(←たぶん質問の意味自体わかっていない)と云うばかり。
そして、コトリ、と眠ってしまったのだそうだ。
「あれが男相手だったらかなり自尊心傷つけたと思うよ」
とは友人の談。

ああああ、なんてこと。相手が男とか女とか以前の問題だよ。
「わかんない」っていう返答は見様によっては承諾にも受け取れるし(そのときのわたしは本当にわからなかったのだけど)、相手の立場からすると受け入れてくれているのかと思った途端にコトリと眠られてしまったわけだ。
さらに、朝、ふらふらしているわたしをお風呂に入れて髪まで洗ってくれたらしいのだけど、その記憶もまったくない。
ちゃんと意識が戻ったのは友人が帰って、ひとりになってからである。

…健忘とはよく云ったものだと思う。
本人はいたって無邪気に、すこぶる健やかに忘れているのだ。