ずっとずっと、重石のように心に引っかかっていたことがあった。
ちょっと触れられただけで泣いてしまう位、気に病んでいたことがあった。
かけがえのない、わたしの…何といえばいいのだろう、魂の片割れ(←月影先生調)…のこと。
もうずっと、逢えない状態が続いていた。
お互いに、シンクロしあうように心を病んで、二人してどこまでも落ちていった。螺旋のように。感じ易すぎて、わかりすぎて、相手の負に感化されてしまって。誰よりも近い存在なのに、だからこそ、逢うのが怖くなってしまっていたのだ。
それで、しばらく距離を置くことになって、数ヶ月。
このままいつまでも逢えないんぢゃないか、お互いを破壊してしまうんぢゃないか、そんな恐怖にばかり囚われていた。だけど、連絡をして事態を悪化させるかもしれないことも怖くて、連絡さえできなくて。あまりに大切で触れられない。重くて苦しくて、淋しくて淋しくて。
その友人にやっと逢えた。
それだけでも十分だったのに、逢えただけぢゃなくて、一緒に笑えた。
食事してお茶して、話して話して、カラオケのはしごまでして。
一日体験入店とか、お出かけとか、次の計画まで話せた。
初めは手探りだったけど、また逢える、もう大丈夫って思えた。
わたしたち、生きてるもんね。大丈夫だよね。
いまはただ、しあわせ。
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