本日の作戦はただひとつ。
とにかく時間を引き延ばせ(そして逃げ切れ)!
規定は発表10分に質疑応答5分なのだが、発表時間を引き延ばせばそれだけ質疑応答の時間が減ると云う目論見である。
質疑応答の時間が減れば、それだけ突っ込まれる可能性も減るし、たとえ突っ込まれても逃げ切ることが容易になる。
卑怯者といわれようと構いはしない。逃げ切った者勝ちなのだ。
そうして、わたしの発表が始まった。
本番に強いのとはったりが利くのがわたしの特性である。
それを遺憾なく発揮できた。
練習会と違い、オーディエンス(観客)がいたことが大きかったのだと思う。
情緒不安定な一学生ではなく、いつのまにかわたしは、役者倉沢翠としてそこに立っていた。
この感覚は久しぶり。舞台に立っているときの感覚。
結果、自信に満ちた声で最大級のはったりを並べ立て、予定通り大幅に時間を引き延ばしてわたしの発表は終了した。
気持ちよかったし、とても愉しめた。
自分の本能に感謝。
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