卒論発表会の練習を研究室でやった。
練習会自体かなりのプレッシャーになっていて、行きたくなくて時間を過ぎてもグダグダしていたのだが、
結果としては這うようにしてでも無理矢理行って正解だった。
わたしがやる気なく作ったプレゼン資料や発表原稿ではちっとも分量が足りないということが分かったからだ。
やり直し決定、というわけである。
それに加え、ダメダメ学生なわたしは当日の発表順はおろか、開始時間や場所すらも知らなくて、慌てて掲示をチェックしに行く羽目に。
その途中、食堂を通り抜けようとしたとき、さっき別れたばかりの同じ研究室の人に会った。
彼はわたしをそこそこ気に入ってくれているらしく、いつも律儀に親しげに声をかけてくれる。
わたしはとても散漫な性質なので、声をかけられてもなお気付くのに時間を要したりするのだが、それでも諦めず、丁寧に声をかけてくれる。
普段はあまり人と関わりたくなくて、知り合いに出会って談笑するのが苦手で、
知り合いを見かけても知らないふりをしたりしてしまうようなわたしだが、
そこまで丁寧に声をかけてくる相手は話が違う。
矛盾するようだが、途端に大好きのほうに針が触れる。
こっちが散々な態度をとっているにも関わらず、しっかりと向き合って声をかけてくれる人は、好き、なのである。(我儘な話だが。)
それにきれいめな男の人は好きだ。
その彼が、
「大丈夫ですよ、人生であと15分頑張れば卒業できるんですから。
俺は逃げ切りますよ。」
と云っていた。
その軽やかさにどうしようもなく心ひかれる。
人生であと15分!
なんでもないことみたいに云ってのける彼に羨ましさを覚えながら、
そう感じている自分自身も、不思議に楽な気持ちになっていることに気付く。
ありがとう、頑張れそうな気がしてきた。
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精神科の先生が明日上京するらしい。東京についたら連絡入れますよ、と云われた。久しぶりに先生に会えるかもしれない。
でも、先生、東京に出るのに時間がかかるんです、着いてから連絡を貰っても遅いんです、というのを伝えそびれてしまった。
仕方がないので、朝一の授業を片付けたら東京に行って映画でも観ていようかと思う。
映画は大好きなので、観たい映画にはいつでも事欠かないのだ。
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