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救い


救いというものは案外身近にあるのかもしれない、そんなことを思う病の日。

夜中にまた熱が上がり、だいぶ熱にも慣れては来たものの苦しみながら余り眠れず朝を迎えた。
8度台を維持したまま午前中を何とか乗り切る。

昼近く、友人がきてくれた。
すりおろしりんごを作ってもらう。それをヨーグルトと混ぜたものを食べさせてもらう。
冷たい喉ごしがほてった躰に心地好いのだが、それを食べるだけでも大変なくらいの弱りようだった。
けれど頑張って食べ続けるうちに、なんだか随分楽になってきた。熱を計ってみるとなんと6度台後半にまで下がっている。
驚きの即効性である。

それから六時くらいまで御飯を作ってくれたり、隣で一緒に眠ってくれたり、また発熱して汗でびっしょりになった体を拭いてくれたり、いろいろ介抱してくれた。
おかげで今はかなり楽になってきた。
持つべきものは健康的な友人、である。

また夜になると熱が上がってきて、一人で苦しむ羽目になるんぢゃないかという不安は拭えない。
けれど確かに救われた。少なくとも今は。
それがとても大きくて大切なことに思える。
今この瞬間を大事にしよう。

 
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ところで、飲み合わせが怖くて一時的に精神科のお薬をやめている。
久しぶりにクリアな状態の、ちゃんと目の開いた自分の顔を見た気がする。
精神科のお薬はなぜだかとても顔を浮腫ませるのだ。目の大きさも半分くらいになっているんぢゃないか、大袈裟ではなくそう思うほど。
それに友人に言わせると、目に生気が戻っている、とのこと。いつもの、薬で抑えられてどこか鈍くなっているような生気のうすい表情と較べて。
うれしい。
このまま薬をやめていても大丈夫でいられたらどんなにいいだろう。
 
 

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