友人に水道局に支払いに行ってと頼まれた。
実を云うとわたしは水道局が厭いだ。特に理由なんてないけれど。
けれど、友人は明日仕事があって、明日までに支払わないと6日まで水が出ないのだという。
それはずるい、と思った。ダブルバインドだ。
どっちに転んでも、わたしは苦しむ。
友人に水のない生活をさせるのは(しかもわたしのせい、ということになる)心苦しいし、
けれど、水道局に行くのは(考えてみただけで)学校に行く以上に苦しい。
明日のことなのに、おかげで今日の朝からずっと鬱だ。
「たったそれだけのこと」
なのは分かっている。
けれど、理性と感情は別物なのだ。
どちらを選んでもわたしには耐えがたい。
「たったそれだけのこと」がそれだけですまない。
それが、わたしの病気の本質なのだと思う。
そんなことで苦しみ泣き喚いて、二日間もの時間を無駄にするなんて愚かだと思う。
けれど苦しいのだ。苦しくて苦しくてならないのだ。
助けてください。だれか、だれか。
わたしに力をください。
ちいさなことをのりこえられるだけの、ささやかな力を。
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