今回も先生が本を買ってくださった。ありがたし。

街であなたを見たよ。とてもそんなふうには見えなかった。
ブーツを履いていてちょっと背が高くなってて、きゅってお尻が上がってて、
舞台立ってるからやっぱり姿勢が良くて、スタイルが良くて、
ああ、ストーカーつくだろうなぁと思ったよ。
弱々しさはあまり感じなかった。

という、先生的には褒め言葉らしい言葉で始まった今回の面談。
結果的に云うと、かなり、好転したかんじでした。
あと一週間薬を減らして様子を見て、それで問題がなさそうなら、
来週には両親を呼んで、大学のある街に戻るように話をしよう、ということ。
今週一週間が勝負!!!

歌集の中に、

「力抜き、ほんとの死体になってみる だめだ まだまだ わたし生きたい」

という歌があるのだけど、それについて深い考察をしてくださった。
だめだ、には二つの意味があるよね。

だめだ、生きたい、というだめだでもあるけれど、
だめだ、死体になれない、というのもあるよね。と。

それから、生きたいも
生きたい。けど。というのが隠れてるよね。と。

す、鋭い。

一瞬でそこまで見抜かれるとは思わなくて、動揺してしまった。
やっぱり精神科の医者としてのいろんな経験が物をいっているのかもしれない。
とても太刀打ちできない、そう思わされました(する気もないが)。

でもやっぱり、自分の作品をそこまで読んでもらえるのは嬉しかったりもして。

だけど、そこがわたしの問題点。
生きようともがけばもがくほど、わたしは死に引き寄せられてゆく。

怒りとか、闘争本能が感じられないのも問題というか心配らしい。
人に向かわない分、人から受けた刺激を全部自分の中で抱え込んで何とか処理しようとする。
だから辛い。一方通行だから。
でも、そういう自分を急に変えようとしても、わたしはばらばらになってしまう。
 
(②に続く)