今弱っているわたしが一番すがっている相手とけんかをした。
あれをけんかというなら、だけど。
彼女は不吉な例えをするときにわたしの一番大切な人をもちだしてくる。
それが一番わたしの心に響くから、と。
たしかにもっともだ。
でもわたしはけっこう言霊を信じる。
だからそれが赦せない。
耐えられない。
今彼女との関係が断たれることは、わたしにとっては唯一に近いすがれる相手をなくすことだ。
やっと大学に戻るれるかどうかの試験期間であるこの一週間を
どう乗り切っていけばいいのか見当もつかない。
けれどわたしの心が例えばなしに悲鳴を上げる以上、
もうこれは仕方のないことなのかもしれない。
あなたは生きようとすればするほど死に近付く。
これは今日お医者さまから言われた言葉。
なんて的確。まったくその通りだ。
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