毎日毎日熱を出す。
毎日毎日躰が怠い。
躰が云うことを聞いてくれない。
意識に躰がついていかない。
こんなに辛くてこんなにきつくて、
それでも命は続いていく。
もういっそ死んでしまえたほうが楽なのに。
わたしは生き続けている。
怠い躰に、停滞してゆく意識。
懸命に毎日をこなしている。
こんなになにもできないのに、この日々が続くのだろうか。
わたしはたぶん、働けない。
時折、社会に近づいてはみるのだけど、
そのたびに余計にからだを弱くするばかりだった。
だから独りでは生きていくことすらできない。
「普通」に結婚して家庭を持つような真似も絶対にできない。
なのにどうして生きているのだろう。
わたしは自分の生が不思議でならない。
死のほうがいつでも身近にあるのに。
それでも、生きてしまう。
そして、書きたい。
何がわたしをそこまで駆り立てるのだろう。
わからない。
でも、書きたい。
生きているのが辛いのに、書きたい。
いやだからこそ書きたいのだ。
何を?
それすらもまだわからない。
でも、わたしにはコトバしかない。
はっきりしているのはそれだけ。
こんなにも苦しいのに、だからまだ、死ねない。
動くこともままならなくなるこの躰。
書きたいのに、思うようにならないこの躰。
わたしは躰を持て余す。
躰と意識がばらばらになる。
意識だけは自由にどこまででもゆける。
なのに、それを書き残すことすらできない。
書くために生きているのに、
わたしの生は、書くことすらわたしに許さない。
ハタチまでは生きられない。
そう信じ込んでいた。
なのに、わたしはまだ生きている。
これからどうしたらいいのだろう。
この躰とどうやって付き合っていけばいいのだろう。
どうやって書いていけばいいのだろう。
途方に暮れたまま、わたしは倒れ込む。
そうして起き上がれない。
その繰り返し。
弱すぎる躰と、強すぎる意識。
折り合いの付け方がわからない。
こんなに永いこと付き合っているのに。
コントロールの仕方が分からない。
こんなんぢゃ、生きていけない。
その確信ばかりが強くなる。
生きていかなければ書けない。
その焦りばかりが強くなる。
ただただ書く。
それだけでいいんです。
どうかわたしに、その力をください。
たったそれだけでいいから。
しあわせなんて、望みはしないから。
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