中学生の頃に知り合った地元の友人と会った。
中学生時代というのは、わたしがいちばんダメダメだった時期でもある。
いろいろ思い悩んで自傷行為もしていたし。
今よりももっと夢幻に生きていて、とても人様にはの目には晒せないような妄想(エッチっぽいとか、そういう意味とは別な意味で)でいっぱいの作品を量産していた。
そういう時代のわたしを、(多少なりとも)知っている人というのは、
案外に、もう、無敵なのかもしれない。
彼女と会って、今日、そう思った。
ある意味どん底を見せてしまっている分、気負いも衒いもない、というか。
向こうはわたしのどん底を見た覚えなんて、ぜんぜんないのだろうけれど。
今日は過去の恋愛話を大暴露した。
それは共通の友人に関わることだったし、内容が内容だったから、
さすがのわたしも緊張したらしい。
話がひと段落して、気がついてみると、体が震えていた。
その事実にも、それからそれを今まで気が付かなかったことにも、
たいへんに驚いた。それから、そんな自分が可笑しくなった。
こういう優しい時代の友人はとても良いものだ。
わたしは、今でもやっぱりダメダメだから、
ちっともまめに連絡したりできないし、気を遣ったりもできないけれど、
それでも、やっぱり最低限のところは大事にしたいと思う。
うわべの付き合いとか、そんなのじゃなくて。
ゆきずりの肉体関係でもその一瞬の真実があればいい。
そう断言したら、彼女に大変驚かれたけれど、
結局わたしはそういうことなのだと思う。
いつもいつも連絡をとって仲良しこよしな気分になるのぢゃなくて、
たまにだけ会って、それでもその瞬間、深いところまで話をする。
それができる関係が良い。それができる人が良い。
その一瞬の真実というのは、そうゆうこと。
帰りがけ、中学校の前に救急車が止まっていた。
台風の風のせいか、わたしはなんだかふらふらする。
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