そう、ツケはしっかり回ってきた。
ファーストキッチンで爆睡したあと、いつまでもそうしているわけにもいかないので店を出、向かいにある新宿伊勢丹に向かった。
そうして、新宿伊勢丹で昏倒してしまった。
あ、まずい、と思い、椅子に近づいたところまでは覚えている。
「だいじょうぶですか? だいじょうぶですか?」という声が次第に近づいてきて、
気がつくと、浴衣姿の売り子のお姉さんたち(浴衣売り場だったので)に囲まれていた。
すぐに車椅子で医務室に運ばれる。
医務室には専門の医療スタッフが何人もいて、さすが伊勢丹だなぁ、と、わたしがぼんやりした意識の底で感心している内に、手際よく血圧や熱を測ってゆく。
血圧が低くて熱があるらしかった。
一時間ほどそのまま横になって休み、御礼を云ってそこを後にしたけれど、
少し良くなったと思うのは一瞬だけで、すぐに動けなくなってしまう。
少し動いて、座り込んで、動いて、を繰り返しながら、
なんとか目的地に近づくべく移動しようと試みる。
でも、我ながらかなり危機的な状況。
とりあえず今は、ネットカフェに避難しているのだけど、
今日一日を無事に乗り切れるだろうか。
さらに、ひとりで帰れるだろうか。
うーん。
冒険はほどほどに。
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