歌の言葉はラララ。それと同じように、笛の言葉はトゥトゥトゥ。
「おはよう」は「トゥトゥトゥー」。
「こんにちは」なら「トゥン、トゥトゥトゥ」。
「こんばんわ」なら「トゥン、トゥン、トゥ」。
トゥトゥトゥさえあれば笛を使ってお話ができる!
この間、教育テレビに夢中になって学校に行けなかったときの音楽番組(歌えリコーダー)でそんなことをやっていた。
衝撃だった。
なにしろ、わたしには、その言葉がちっとも分からないのだ。
ほんとうに、トゥトゥトゥだけでお話ができるのか?!
あまりに気になるので、いろいろ試してみる。
目に入ったものを片っ端から、トゥトゥトゥに訳してみるのだ。
トゥントゥー(信号)。
トゥートゥ、トゥントゥ(駐車禁止)。
トゥトゥトゥトゥトゥートゥントゥントゥトゥトゥトゥ(竹園公民館入り口)。
微妙すぎ……。
「さっきからいったい何やってるの?」友人に不審がられる。
訳を話すと、「それは無理だよ」と笑われてしまった。
それでも、まだまだ気になって仕方がないわたし。
友人の言葉にもトゥトゥトゥで答える。
友人 :聞いて! 昨日、悲しいことがあったの!
わたし:トゥトゥトゥ?(何が?)
友人 :ゴメン。私には無理、わかんない。リコーダー語は使えません。
わたし:やっぱり無理か~。難しいよねぇ……
そのうちに、友人もリコーダー語に汚染されてきたのか、
はたまた、先刻の仕返しか、トゥトゥトゥで話し掛けてくる。
友人 :トゥトゥートゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥ?
(昨日何してたの?)
わたし:ゴメン!!!!わからねぇ!!やっぱりだめだーーーーーーーーー!!
今度はわたしが平謝り。ちっともわからず、あえなく挫折。
リコーダー語遣ひへの道は、遠く険しい......
いつか、聞き分けられるようになるのかなぁ、
トゥントゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥ(ちゃんとした言葉として)。
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