夕食の前に音訳図書を聴いていた。時間になるまで、音訳図書を聴いて、時間になったら自分で消して、二階の食堂に上がるのだ。
そこへ、入所者の○○さんが部屋に入ってきた。
人が音訳図書を聴いていると云うのに、暖房の温度は何度にしているか、加濕器の設定はどうしているか、ベッドの向きがこうだと部屋が広く見えるだの、ベッドの向きをこうすると暖房が当たらないんぢゃないかだの、とにかく、話しかけてくる。
わたしは相手をしながらも頑張って音訳図書を聴き続けていた。
やっと○○さんが出て行こうとする。
これで、音訳図書に集中できる。
わたしはそう思ったのだけど、○○さんは云った。
「そろそろ上がった方がいいよ。」
わたしは呆気に取られた。
殆ど感動する。
凄いマイペース!