6月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:8858ページ
自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の「罪と罰」
大事なことが書いてあると思ったけど、面白くなかった。警察側の横暴ぶりは読んでいて腹立たしくなったけれど、被害者のことを考えると一概にそうも云えない。地雷との言葉が印象的。
読了日:06月02日 著者:佐藤 幹夫俺ルール!―自閉は急に止まれない
いろいろ自閉症の本を読んだので、この本はわたしには軽すぎた。
読了日:06月04日 著者:ニキ・リンコ秘密の花園 (福音館古典童話シリーズ (24))
凄く面白かった。名作だと云われるわけだ。
読了日:06月06日 著者:フランシス・ホジソン バーネット西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (C・NOVELSファンタジア)
こんなに正統派ファンタジー的作品がこれから読めると思うと嬉しい。しかし、憧れのお嬢様、まさかの腐女子!
読了日:06月06日 著者:荻原 規子死因不明社会 (ブルーバックス)
海堂ワールドの底流。AIに対する熱いが伝わってきた。
読了日:06月08日 著者:海堂 尊虹の架け橋―自閉症・アスペルガー症候群の心の世界を理解するために
自閉症の世界には惹かれる。
読了日:06月08日 著者:ピーター サットマリ,Peter Szatmari,佐藤 美奈子,門 眞一郎孤高のメス―外科医当麻鉄彦〈第1巻〉 (幻冬舎文庫)
オペのシーンとかかなり手に汗を握った。テーマとかよりもエンタメなのだろう。
読了日:06月08日 著者:大鐘 稔彦医学のたまご (ミステリーYA!)
パパ、かっこよすぎ! ジーン・ワルツで生まれた双子の片割れ・かおるくんの話。相変わらずオールキャスト! 東城大学の未来も垣間見える。
読了日:06月09日 著者:海堂 尊孤高のメス―外科医当麻鉄彦〈第2巻〉 (幻冬舎文庫)
面白かった。テーマとかは考えないことにする。
読了日:06月11日 著者:大鐘 稔彦孤高のメス―外科医当麻鉄彦〈第3巻〉 (幻冬舎文庫)
いいところで終わる。もともと上下巻だったようだからここで上巻終わりかな。
読了日:06月12日 著者:大鐘 稔彦ブレイズメス1990
極北クレイマーで謎の登場の世良先生のシリーズ。天城先生の紹介だけだった感じで一冊終わるので物足りない。他の人の感想を読んで気付いたのだけど極北クレイマーの世良先生って天城先生そのもの。でも、高階先生の通訳とか面白かった。黄金地球儀も出てくるし、相変わらずどこまでも繋がる海堂ワールド。花房師長が世良先生とくっついちゃったけど、後にはジェネラルとくっつくはずだし。そもそも未来の桜宮には、スリジエハートセンターなんてないし、続きが気になる! バチスタの桐生先生も登録。
読了日:06月12日 著者:海堂 尊モルフェウスの領域
アイデアはいいのになんか惜しい小説だった。それにしても、網膜芽腫はこの時点で薬が認可されたのに2020年頃と思われる医学のたまごで網膜芽腫がなくなってないのは何故かな。
読了日:06月13日 著者:海堂 尊ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべて
ジェネラルと花房師長がくっつく過程が判るかと思ったけれど判らず。世良先生シリーズの続きに期待かな。他のカルト的な記述は面白かった。
読了日:06月13日 著者:海堂 尊大人の発達障害―アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本
発達障害の本は子供のことが多かったので善かったけれど、症例ばかりで対応が欲しかった。
読了日:06月14日 著者:備瀬 哲弘エイリアンの地球ライフ―おとなの高機能自閉症/アスペルガー症候群
当事者の話なのに、なんで地球人である夫目線なの?と思ったけれど、夫目線から妻が書いたものと云うことだそうだ。できればはじめに云ってほしかった。
読了日:06月15日 著者:泉 流星子どもの精神科
解説なので面白いものじゃなかった。
読了日:06月16日 著者:山登 敬之ロリータ (新潮文庫)
文章がとにかく凄い。難解だけど。勝手に抱いていた先入観はどれも見事に外れ。ロリータも結構したたかだったし、H・Hの滑稽な(自分を美青年だとしつこく主張)までの変態的さは半端ない。 あと、訳が素晴らしい。注釈が偉そうだ(考えてみてほしいと云われる)。 さっそく再読したい。
読了日:06月17日 著者:ウラジーミル ナボコフロリータ (新潮文庫)
さっそく再読。偉そうな注釈も難解さも相変わらずだったけれど、少しは判った気がする。初読では気付けなかったところが多くあった。それにしても、H・Hのニンフェット愛は凄い。
読了日:06月19日 著者:ウラジーミル ナボコフ草の竪琴 (新潮文庫)
素晴らしかった。素晴らしかった。
読了日:06月19日 著者:トルーマン カポーティティファニーで朝食を
表題作はホリーの魅力的な淋しさが印象的。「クリスマスの思い出」の透明な哀しみのようなものにはどうしようもなく心惹かれる。カポーティの短編の煌きは天才的。
読了日:06月19日 著者:トルーマン・カポーティ新訳 星の王子さま
毒のあるあとがきが倉橋由美子らしくて善かった。
読了日:06月20日 著者:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ県庁おもてなし課
有川浩は文句なく面白いけれど、軽いな。
読了日:06月21日 著者:有川 浩お菓子手帖
わたしは長野まゆみの作品が好きなのであって、長野まゆみの個人史には興味ないのだな、と思った。幼少期の話にはちょっと優越感が感じられて、鼻についた。後半にいくにしたがって、そう云うことはなくなって行った。ポテトチップスの不買運動とか微笑ましかった。少年アリスの製作過程が垣間見えて、嬉しかった。
読了日:06月23日 著者:長野 まゆみ白夜行
凄く読み応えがあり、面白かった。思い通りの人生のためには何でもするふたり。怖かった。どんどん時間が経って行き、どんどん登場人物も増えて行き、エピソードも積み重なって行く。だけど、周りの描写ばかりでふたりのことは描かれない。でも、浮き彫りのようになってふたりが描かれて行く。その浮き彫りを脳内で収束させて行く作業が酷くスリリングで愉しかった。ラストはかなり呆気ないけれどそれまでが読み応えがあったので満足感はあった。それにしても、ふたりの人生を白夜行としたタイトルと構成は素晴らしい。
読了日:06月25日 著者:東野 圭吾13階段
エンターテインメントだと云うことだったけど、死刑制度についても考えさせられた。こういうところを折り込むところが乱歩賞なんだろうな。南郷の未来が切ない。
読了日:06月27日 著者:高野 和明ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)
やっぱり「白夜行」は別格なのだな。ベタな設定にコメディっぽい描き方。遊び心が感じられた。
読了日:06月29日 著者:東野 圭吾燦〈1〉風の刃 (文春文庫)
あさのあつこはほんとに少年モノが好きだな。わたしの邪ま目線がさっそく発動。最初は主従愛かと思ったけれど、兄弟愛なのか? 邪ま目線はいけないなあ。いずれにしても、まだまだ序章。これからの三人が愉しみだ。
読了日:06月29日 著者:あさの あつこがらくた
江國さん、不倫、好きね。はじめの二章は善かった。あとの二章は残念な方向に。
読了日:06月30日 著者:江國 香織
読書メーター
最近のコメント