ミカちゃんに病院に連れて行って貰った。
車から車椅子に移して貰っている時、隣の軽トラックからおじさんが声をかけて来た。
「大丈夫ですか? 加勢しましょうか。」
ミカちゃんが答えないので、わたしは元気良く答える。
「ありがたうございます。大丈夫です。」
ミカちゃんがぼそりと言う。
「何であんたが云うん。」
病院の順番を待っている間、ミカちゃんはしきりと腰を痛がっていた。
心配になったわたし訊いてみる。
「昨日なんかしたの」
ミカちゃんは溜め息と共に答える。
「お姉ちゃんが重いんやろ」
「ああそっか」
「ああ そっかじゃないよ。大体さっきも何であんたが大丈夫ですとか云うん。しかも、ここ数年来聴いた事無いぐらいはっきり云いやがって。」
尤もだ。
ごめんなさい。
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