お風呂に行くと林原ーがいて、
「ミカー、脱走したってね。それともう一つ悪いことをしたね。わたしを騙したやろ?」
と云う。わたしは爆笑をした。
林原ーはショックで怖くて奥村さんに聞けなかったそうだ。そのまま帰って、家に帰ってもずっと気になって、今日でて来て思い切つて奥村さんに訊いてみた。訊かないと怖いから。でも、あんまりはっきりとは言葉に出来ずそっと聞いたらしい。
「おくP、どっか行くと?」
可愛い。
奥村さんは叫んだ。
「あー、忘れとった。」
林原ーは、奥村さんの髮の毛をぐしやぐしやっと掻き廻したそうだ。
可愛い。
「大体二人とも、騙したまま帰したらいけんやろ。」
「わたしは、バラそうとしたよ。だけど、林原ーが帰って行ったんじゃん!」
「そんな、四月ばかとかじゃ判らん。もうその事で頭が一杯なんやけん。帰ってからもずっと考えよったやけん。怖くて聞けんかったんよ。でも、このまま一緒に仕事できんと思って、今日やっと聞いてみたんやけ。しかも、直接はいいきらんでどっか行くとと訊いたんよ。」
今年のエイプリルフールは大成功だ。
それにしても林原ーは可愛い。