ミカちゃんは、去年の八月まで東京に住んでいた。わたしも長いこと、東京に住んできた。
東京で発症して、東京の病院に三ヶ月近く居て、去年の三月には、実家のある北九州の病院に転院して来た。
その八月には、ミカちゃんも帰って来た。
おそらくは、わたしの看病の為だろう。
ミカちゃんにもわたしと同じで、何処か脆いところがある。わたし達は、支え合うようにして生きて来た。
だけど、今のわたしにはミカちゃんを支えてあげることは出来ない。姉は、其処が心配。