ゆるしてください 勇気がないの
貴方に挽かれる自分を押し殺してる
そのくせ貴方が眩しくて
目を背けたくなるのです
貴方をみつめる双眸に必要以上のコウシンがありそうで
気が気ではないのです

好き。
試みにひとりの部屋で口に浮かべては
僕は慌ててラヂオのボリュームをあげる
ゆらり変質する部屋の体温が恐ろしくて

僕には勇気がない。

ゆるしてください 勇気がないんだ
貴方を好きになることも
それを伝えることも
僕にはとてもこわい

せめて
貴方の胸に飛込めたら
なんてかんがえては。
自嘲ばかりが唇に浮かぶ
せめて
超然と微笑みたいと願うけど
貴方を前にしたら無駄な抵抗

僕には勇気がない
勇気がないんだ

けれど
いつかは認めるから
ちゃんと
好き。まで歩いてくから
貴方は僕を導き続けて
もうちょっと
あるいは
少しかかるかも
それでも
ゆるしてください

なんの資格も持たず
なんの意味も込めないで
貴方を追うこと
ゆるしてください

好きへの距離を
歩いてゆきます。