ホテルに戻って、温泉にはいって、友達二人はもうすっかり寝てしまった。

わたしはベッドサイドのわずかな明りで好きな人に手紙を書く。
今日の観光のことをその人にすべて打ち明けてわっと泣きたい。
でも絵葉書の紙面は余りに狭くて。

でも、明日、出雲大社からこの葉書を出そう。
わたしたちがもっと近付けるように、生きて行けるように、願をかけて出そう。