藤代清治さんのサイン会に行ってきた。
サインしてもらう為に図録を購入。この人の絵で育った気がする。
でも今の藤代さんは商業主義に染まっている感じがして少しがっかりした。それでも絵は素晴らしいから、それはそれでいいのかもしれない、と考えさせられた。
弟と合流して昼食。
弟が用事を済ませている間、わたしはフィルムセンターの図書館にこもった。
フィルムセンターはわたしが結構通いつめている施設。
そこで小説を書くつもりだったのだ。
だけど、カモフラージュの為に借りた、「韓国映画の系譜」という本にすっかりのめりこんでしまい、結局読破してしまった。
実は、この間劇団に韓国のプロデューサ兼ディレクター兼劇作家という人がやってきて、語り合ったのだけれど、その中で出てきた韓国映画の話にまったくついていけなかったのだ。
わたしたち、というか世間一般で韓国映画といえば、「シュリ」以降である。
でも、それ以前の韓国映画の話で、わたしはちょっとしたショックを受けた。映画好きを名乗っていながら、自分にまったくその辺の教養がないことに。
それに彼の話にとてもひきつけられた。だから、韓国映画をチェックしなくちゃ、と強烈に思ったのだ。
韓国映画はとても面白そうだ。また少し視野が広がった。
「恨(ハン)」という概念をわたしは韓国ドラマで知って、新鮮さを感じたけれど、そこを少しだけど掘り下げ理解できてうれしかった。
うちの劇団代表が、韓国ドラマなんて古臭くて陳腐だ、日本の昔のドラマと変わらない、といっていたけれど、わたしはそうは思わなかったし、その思いが確信に変わった。
韓国ドラマは確かに陳腐に見えるかもしれない。けれど、そこには脈々と受け継がれた韓国文化が生きている。わたしが感じたのはそれだったのだ、と思った。
弟と再び合流して、歌舞伎鑑賞。歌舞伎は大体月1で観ている。
素晴らしかったのは、薪車さんの人形振り。売りは玉三郎さんの人形振りだったんだけど、わたし的には薪車さん!
北島マヤがいる!と思った。
「おっきな人形ね」「ばかね、あれ人間がやっているのよ」という台詞が浮かんできたくらい(苦笑)、本当に人形に見えた。
しかもコミカルで、面白かった。
そんなこんなで銀座で芸術について考えつづけた一日だった。