ミカヅキ、職業的には舞台役者である。でもぶっちゃけ映画の方が好き。

だけど、今日は久しぶりに舞台観に行ってやられた。
好みの作品だろうなと予感はしてたけど、ここまで揺さぶられるとは思わなかった。

岸田國士「動員挿話」。
大戦に向かう頃の話。
あまりに作品に揺さぶられて、家に帰ることもできなくて、帰り道、新宿の雑踏のなか一人で立ち尽くす。目まぐるしく行き交う人々。
どっか喫茶店に行って落ち着かなきゃと思うんだけど、よく知ってるはずの新宿でカフェ一つ浮かんでこない。かなり重症。
泣きながら友達に電話して現在地を説明して、一番近いロッテリアに誘導してもらった。

で、やっと今なんとか帰宅。
芸術は時に危険だ。