の投稿一覧

創世記


ひとつの世界観を作り上げている。ある女子高とそこに通う少女たちの世界。
今までやってきたことと違うのは、物語を書くのではなくて、学校名や制服や校風から考えていっていること。まさに、自分たちでひとつ学校をプロデュースしている感じである。基本ラインが決まったら次は学年暦を考える。定期テストや学校行事の時期、そこから導き出される生徒たちの生活。

それからメインの登場人物たちを詰めてゆく。大まかに決めてあった元気っ子とか、腰が低いとかのデータはある。だけどそれはあくまで話を転がすために必要な役割分担にすぎない。そのうすっぺらい設定に、血や肉をつけなければならない。

ここからの作業はいろいろなやり方があるだろう。わたしの場合は、その子の核となるものを探る。その子が一番大切にしているもの、自分に対するイメージ、社会や他人への対し方。
それが浮かんできたら名前も探す。その子はその名前で呼ばれたからそうなった、それは名前の通りになったのか、名前に反発した結果なのか、と考えながら。その名前をつけた親や家族のことも探ってゆく。少しずつ、その子の生い立ちが見えてくる。

そうすると不思議なもので、だんだん諸々が繋がってくるのだ。今までの流れとは逆に、「ああ! だからこの子はこういうことを云うんだ…」と不意に納得できたりする。そういうのはとても面白い。

稽古に向かう道中、ずっと草子(そうこ)さんという少女のことを考えていて、草子さんが日々置かれている境遇を知り、余りに切なくて泣いてしまった。丁度、新宿駅での小田急線発車待ちの最中。恥ずかしいやつである。
だが、わたしはどうにも自分設定に弱い。自分でどんどん妄想を重ねていって、自分でどっぷりはまってしまうのだ。

おかげで風邪を引いてしまった。
電車を降りる頃には、すっかりストレスフルな草子さんになりきっていたから、免疫力が落ちていたのだと思う。
同調癖も程々に…。
 
 

snowflake snowflake snowflake snowflake snowflake snowflake snowflake snowflake snowflake snowflakeWordpress snowstorm powered by nksnow
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。