の投稿一覧

パンドラ


朝五時。夜更かしさんだ。かなりの不眠っぷり。

頭痛、胸痛、動悸、息苦しさ。
きっかけははっきりしている。大好きな同期の苦しみに触れてしまったこと。
もちろん望んで触れたのであるし、きっかけはきっかけに過ぎず、原因はわたしの中にある。

わたしの同期はとてもいい子で、いつでもとても愛想がいい。それが彼女の感じの良さにも繋がっているのだが、問題なのは、彼女はおそらくあらゆる場面でそういう気のまわし方をして世界に対していると云うことだ。バイト先でも、友人関係でも、さらには(表出が多少違ったとしても)家庭においてさえも。
話を聞いている限り、家族関係が彼女を追い詰めていくほうにしか回っていない。じわじわと締め付けられる優しすぎる心が痛いほど分かる。
家族関係は、わたしもまた、乗り越えられずにいるところだからだ。

どうしても赦せないのは、娘が過去に過食や拒食をやっている(そういう方向に陥りやすい思考癖がある)ことを承知の上で、何故今また彼女をそこまで追い込むのか。わたしは余り怒らない性質だけど、怒りさえ覚える。
もっともわたしの家族にしても、わたしがリストカットを繰り返していても両親には危機が見えなかったわけで、そんなものなのかも知れない。
気付けないのはいい。ただ、愛や心配を盾に追い詰めないでほしい。それは結局、自分たちを大切にしているだけだ。

わたしたちがたしかに脆弱すぎるのだろう。
だけど、上の世代はなんて鈍感で身勝手なのだろう。
チェーホフの「かもめ」を思い出さずにはいられない。そして、あの話はいつもわたしを暗澹たる心持ちにする。
若いたましいは死に逝くほかないのだろうか…。

さらに悪いことには、そんな胸の嵐を抱えながら気を紛らわすためにパニック障害の本を読んでいたのだが、唐突に気付いてしまったのだ。
わたしの親は、娘の苦しみを理解しようとして、何らかの本を読んだり勉強したりしたことがあっただろうか。
わたしが日記を見せたり、うつの冊子を手渡したり(流された)くらいではないだろうか。
もちろん、わかった気になることが余計に子どもを追い詰める事例も知っている。
しかし、それにしても…。

嗚呼、パンドラの箱。
見てはいけないものを見てしまった思いだ。
 
 

snowflake snowflake snowflake snowflake snowflake snowflake snowflake snowflake snowflake snowflakeWordpress snowstorm powered by nksnow
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。