という組織をひとりきりで作っている。わたしは何でも組織にしてしまうのが好きだ。そのほうがなんか気分が出る、というか。
臨時に一時帰宅をしたのだ。というか、緊急避難、というか。
それで稽古を休んで、ずっと気になっていた本の増刷作業を再開。
だから今は、三日月活版印刷所の印刷職人さんとして作業をしている。
歌集の印刷だけはできた。とりあえずの10冊分。
歌集は2冊めにつくった本だけあって、データがわかりやすくまとめられていて再現作業が比較的楽なのだ。
あとはちょっぴりこだわった装丁作業が待っている。まあそれも愉しいからいい。
しかし、問題なのが一冊目のことのはのおと!
本当に手探りで作っただけあって、いったいどうやってあの形を作ったのかさっぱりわからないデータしか残っていない。試行錯誤を繰り返した記憶はあるのだけど、またその試行錯誤を繰り返す羽目になろうとは。
…舞台公演が終わったら、データを整理してもっと増刷しやすい形にまとめよう。
それから一番大量注文を受けている反戦本。
50冊は作らなければならないだろう…くらくら。ふやあ。
とか書いていくと、印刷&製本作業がきらいみたいだけど、そうではないのだ。
むしろすき。
確かにすべてひとりで手探りの手作業は大変だし、数が多くなってくると面倒ではある。
でも、形になってゆくものたち。
そしてそれが誰かの手元に届く、そう思うとうっとりする。
さて、印刷工は作業に戻るとしよう。
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