しあわせすぎる夢を見た。あまりにしあわせで、起きてからそうぢゃない自分を突きつけられる感じで、沈み込む。
でも、こんなふうに心に意識が行くようになったのは、躰が回復してきた証拠だと思うことにしやう。

久しぶりに何気なく手に取った短編の結びの一文。
「きっと、私もいつか夏に死ぬ。」
一気に襲われ、覆い尽くされて、ベッドに倒れこむように嗚咽を上げた。
けれど、一瞬のちには平然と食事をし、そのままの態勢で涙だけを流した。