体験したのは紅型(びんがた)でした。鮮やかな染め絵です。
型紙を作り、色をつけるところ以外を糊で覆ってから、文様に顔料を刷り込んでゆきます。十分に塗り重ねたら三日間ぐらい自然乾燥し、糊を洗い落とせば出来上がり。

体験は色をつけるところから。お手軽で愉しかったです。
ただ鮮やかな染めが特色の紅型なのに、ぼかし&グラデーション&くすんだ色合いが大好きな人間の手による彩色だったので、何度も先生を困らせました。「もってくっきり濃くなきゃ駄目」と。
それでもなんとか体験を終了。
あとは、三日後にうまくあらいおとせるか…ドキドキです。

伝統工芸館には展示スペースもあって、紅型の他、琉球漆器、首里織やミンサー、壺屋焼、琉球ガラスの特別展示があり、もう溜め息ものでした。しまいには呻いたりしてました。すげ、うわ、きれ、とか(笑)。

三時半くらいから国際通りに入って宿に向かいました。朝から降り続いていた小雨が生憎少し強くなってきましたが、牧志のバス停を降りたら馴染みの商店街が広がっていて土地感がある自分に感動を覚えながら宿へきちんとたどり着きました。

美しき奥さんが「ウェルカムだよ」と云ってヒラヤーチー(平焼きの意でチジミに近かったです)を作ってくれて美味しかったです。ぺろりと平らげるわたしを嬉しそうに見て、奥さんは言葉を重ねる。
「それにしても良く思い出して来てくれたねえ。でもせっかく来たのに梅雨入りだねぇ…

梅雨入り…。
止まない雨だなあとは思ったけれど、五月の終わりだし、梅雨だなんて全く考えもしませんでした。
ほんのすこしも思わなかったです。

雨は止むのか?
…待て、次号?!