社会生活二日目にして既に追い詰められ気味。
今日は大人の人と一緒だった。すごくおばさんめいた人で、たぶんわたしの母よりずっと若いのだろうとは思うのだけど、奇妙に母親っぽい人だった。最初のうちは、「わたしの母もあんな少女めいた人ぢゃなくて、これくらいおばさんおばさんしてたらどんなにいいだろう。そうしたらきっと、わたしはここまで追い詰められてないだろうに。」なんてことまで思っていたのだが、だんだん一緒にいるのが辛くなってきた。どっちにしろだめらしい…。まあ仕事をしているわけで、親子ごっこをしていたわけではないので、ある意味当然ではある。
何が辛かったかというと、とてもたくさんアドバイスをくれる人でそれが単なる情報以上に感じられること。怒られてる、もしくは、嫌われている気になってきてしまう。それでびくびくしながらやっていると「若いんだから明るく元気良く!」といわれる。
若いんだから…。
一番いわれなくない枕詞。
わたしは確かに子供だけど、もっとずっと子供の時分からずっと脆くて暗めなのだし、声だって淋しげな透明感が持ち味なのだ。
そんなこんなで、ホテルに入った途端、発作的に夜景に身を投げそうになる。
窓がはめこみだったおかげで助かった。
夜、初めて相部屋だったのだけど、浴衣姿がそそってしまったらしく、散々いやらしいことをされる。
そして曰く、「君が悪いんだよ」「触りたくなるような格好してるから」。
そうなのか…。談笑してるときからはだけたところをちらちら見られていることには気付いていたのだけど、気にしないようにしていたのは迂闊だったらしい。
しかし。大人ってみんな同じようなこというんだな、恥ずかしさに身悶えしながらもどこか冷静にそんなことを考え続けていた。
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