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正直なからだ


例の友人から紹介されたバイトに行ってきた。
選挙カーのアナウンス。
一時間だけだと聞いていたのに、
行ったら、時間も早まった挙句一時間半になっていた。

たったそれだけのこと。なんでもないこと。

なのだろうと思う。本来なら。

けれど、いまのわたしにはそんな小さなことすら耐えがたいダメージになってしまう。
からだは正直で、早く帰りたいのに、うまく動かなくなった。
しかたなく、のろのろと近くのデパートまで行って、自分を救うための香りを探す。
バイト代をゆうに越すくらい、お香や入浴剤やアロマキャンドルを買い込む。
これで、うまく断れなかった明日のバイトも乗り切れればいいなという心持ち。
ほんとはバイトなんてやってる場合じゃないのだ。
バイトごときでダメージを受けて動けなくなるわけには行かない。
いまのわたしにとって一番大切なのは卒論を書き上げることなのだから。

けれど、やっぱりからだは正直。
まずいと思い、椅子に倒れこんだ瞬間、意識を失う。
気が付いたら、人に囲まれていた。

からだの調子が悪いわけではないのだ、こころの調子が悪すぎてからだがうまく動かない。
苦しい。
苦しい。
苦しい。
誰か助けてください。

見知らぬ人にまですがりつきそうになるのに、見知った人にはうまく縋りつけない。
 
 

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