最近書いた小説を人に見せたところ、これも本にしたら?と云われた。
とても嬉しい。けれど、今のわたしにどんな本ができるかしら・・・しばし思案中。
印刷屋さんに頼めば綺麗に製本して届けてくれるだろう。
もしかしたら、単価はその方が安いくらいかもしれない。
(わたしはわりとコストを考えずに凝ってしまうので)
でも、手作りしたいと思う。
手作りだからこその味のある本を作りたい。

そんなわけで手芸屋さんにパーチメントクラフトの体験講習に行ってきた。
パーチメントクラフト、まずこの名称が覚えられなくて苦労した。
結局、

パーマネント倶楽部みたいなの、と云う奇妙な覚え方を開発。

パーチメントクラフトと云うのは一言で云うと、
トレーシングペーパーに模様を書き、それを裏からこすってエンボスさせたり、切り込みを入れて透かしにしたりする手工芸だ。
ちょうどレースの透かし編みのような質感になり、カードなどにちょっとした高級感を出してくれる。

今度の本の表紙のデザインに使えるかな・・・そう思ったのだ。

思ったのだけど、すごい手間。

作業自体は愉しいのだけど、すっごいすっごい手間。
道具もいろいろかかるし、とっても迂闊には手が出せない。
これで本の表紙を作るとすると、そうとう高い本になると思う。

でも、試作品くらいはやってみるか・・・
そう思い、さっそく最低限の道具とトレーシングペーパーぽい質感の紙を購入してきた。

けれど、断言してもいい。
絶対に量産は無理。せいぜい2、3部。それでも頑張った方だろうと思う。