ダイエーホークスの秋山選手が引退した。
わたしは子どもの頃は西武・清原ファンだったのだけど、
年々、秋山・ダイエー派になっていった。
秋山選手はとにかくかっこいいのだ。
生き様。
そういうのをまざまざと見せてくれる。
腰のひどい故障を抱えたまま、それを補う無謀なまでのトレーニングで活躍しつづけた。
若くて弱いチームに勝つこと、そのためにやるべきことを教え、
優勝とその喜びに後輩たちを導いた。
ことばひとつ使わずに、野球で練習で行動で。
わたしは躰が弱い。
それはもう、どうしようもない事実だ。
せっかく決意をしても、躰がついていかない。
どんなに書こうと思っても、やっぱり病床のままで動けない。
吐いたり、熱を出したり、何もできない時間が多い。
秋山のようになりたい。
この弱い躰でも、膨らんでゆく気持ちに応えられるようになりたい。
自分の中の情熱を、表現できるようになりたい。
そのために、秋山は下半身を強化する過酷なトレーニングを積んだ。
わたしは何をしたらいいだろう。
書くしかない。
それはわかっている。
こんな躰に縛られたままでもどうやったら書けるだろう。
わたしのトレーニングはそこからだ。
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