(前件のつづき)
もしも心臓疾患を持ち合わせていたら確実に死んでいたと思える事態。
どんなに気を鎮めようとしても体がいうことを聞いてくれない。
苦しくて苦しくて、涙さえ浮かんでくる。
このままの状態が続いたら絶対気を失う。
そんな状態で途方に暮れてしまったふたりだけれど、
解決法は意外なところに潜んでいた。
それはお互いの心にあるダークな悩みの方に意識を向けること。
いつもだったら、それこそ変調の原因になりそうな話題に敢えて触れる。
人の心は不思議だ。
そしてよくできている。
過剰なまでのプラスを強烈なマイナスで引き戻すことができるのだ。
どうしたらいいんだろうね、生きてゆけないね。
そんなふうにひとしきり暗くなった頃には、お互いにずいぶん落ち着きを取り戻していた。
少しずつ息も入るようになってきていた。
ほんとうに不思議なのだけど。
何の外的刺激もないのにそこまでの状態を生み出せる意識の力(わたしたちの場合ちょっと強すぎなのだが)は凄いと思う。
ポジティブな空想であっても、行き過ぎると命取りになりかねない。
今日はほんとうにそれが身に染みた。
もうちょっと小出しな人生を歩めということなのかも知れない。
それにしても、これを書いている今さえ、その時の状態を思いだして息が苦しくなってくる。
ちょっと想像力が強すぎて、社会生活に影響出まくりな今日この頃。
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