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アートセラピー


久方ぶりに授業に出た。
2学期が始まってもう3週目だけど、レギュラーの授業に出たのは初めて。
それも卒業に関係ある演習やなんかぢゃなくて、陶芸実習なのだけど。

陶芸は素敵だ。
粘土と自分。
それだけの、シンプルだけど濃密な対話。
とにかく無心になる、そう云ってもいいかもしれない。

2学期の課題は「轆轤で作るペアカップ&ソーサー」と
「手捻りで作るオブジェ。テーマは『愛』」の2個。

オブジェから作り始めた。
オブジェはわたしの得意分野だ。
一学期の課題「生活の器」のときも、わたしはキャベツに見える花器をどうしても作りたくて、懲りすぎて、先生を苦笑させたほどだったのだ。
「器って云ってるのに、キャベツだって…」と。

今回は、「水面に三日月をたたえた湖」という設定で作り始める。
しかも、マッサージ器にも早代わり、というのが裏テーマ(笑)。
握るとちょうど手に収まるかんじの三日月、
水面に映った影としてもう一つミカヅキ、
それから秋らしく、湖面に浮かぶ落ち葉数種、
ツボ押しできそうなでっぷりしっかりの栗、
そして、波紋の入った湖、
同じく翼の付け根を握ると気持ちいいツバメのような生物。
無心に作っている間にこんなにたくさんのものたちができてしまった。

アートセラピーに陶芸が使われる所以が分かった気がする。
あまり自分のことを考えなくて済む。
独創性だ、表現だ、そんなこと気にしなくても、
自然に個性がにじみ出る作品になってくる。
余計な小細工も虚勢もいらない。
ただ、土と向き合うだけ。

粘土パック効果でしっとりした手同様、心も僅かにしっとりして、わたしは大満足で家路についた。 
 

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