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おみやげ奮闘記 買い物編


わたしはお土産のことなどまったく考えていなかったのだけど、弟に買おうよと云われて買うことにする。
うちの弟はとてもしっかりしていると思う(それに偉い)。

少し早めに宿を発ち、国際通りへ。
最初の宿が近辺だったためこの界隈にはちょっと詳しくなったわたしたち。
国際通りや市場の中を歩き回る。
けれどなんだかいいものがない。
観光客用に作られた商品はなんだかわたしたちに響いてこないのだ。

そこで、通りを端まで行った突き当たりの地元スーパーへ。
インスタントの沖縄そばとかスパムとかチープでジャンクなものを買う。それと、今回の旅ですっかりはまったさんぴん茶。
困ったことにほとんど自分用のお土産である。

人にあげるものを手に入れるため、対観光客用の国際通りに戻ることにする。
ここで、台風の名残りなのだろう、突然の痛いくらいの大雨。
しかし、レインコートを持ってきていた弟がわたしの分を買いに走ってくれている間に幻みたいにやむ。
ついてないけれど、これも沖縄。これも台風。

市場で頼まれていたソーキを買う。
ソーキは骨付き。ラフティ(角煮)とは部位が違う。これは沖縄に来て覚えたこと。
活気があって親切で市場の人は素晴らしい。
愉しくて、思わず、地元の人が買っていくような要冷蔵のソーキを買ってしまう。勢い余って。

それから市場の二階にある食堂街(下で買った熱帯魚とかを持っていくと調理してもらえる)で、「豆腐よう」と「ゆし豆腐」を食べる。
ふたりともちっともお腹は空いていなかったのだけど、なんとなく、あまりの活気と心愉しさに食べずにはいられなくなったのだ。

わたしたちにとっての沖縄の食べ物のの大半がそうなのだけど、実際に運ばれてくるまで、その正体がわからない。わからないままとりあえず注文する。
とりあえず、ちゃんぷるー系は定食でやってくることだけは学んでいたので、軽そうな豆腐系にしてみたのだ。
ゆし豆腐は、とても柔らかい豆腐を使った湯豆腐みたいなもの。やさしい味。
豆腐ようはチーズのような濃い濃い豆腐をウニソースみたいなので食べる。完全に泡盛のおつまみ系で、ご飯もなく単品で食べるのはちょっとつらいものだった。
 
 

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