先日、わたしにガテン系バイトデヴューを決意させた、経験豊富な友人。その友人の過去の苦労話において。
「一番貧しいときなんて、マヨネーズだけでご飯食べてたからね、」
「ほんとうに、マヨネーズだけ? しょうゆマヨネーズならまだ良さそうだけど…マヨネーズだけはあまり美味しくなさそうじゃない?」
「えー、だって、シーチキンおにぎりとかあるじゃん。結構イケルよ~?」
「うーん、どんな味があまりイメージが沸かない」
「酢と卵とオイルなんだけど、それがそのままじゃない味だし、クリーミーだけど別に甘すぎもしないし、美味しいんだよ。」
「うーん、、、」
マヨネーズの味は知っているけど、と不審がるわたしに、なんとかその美味しさを判らせようと友人は躍起になる。
「えーとねぇ、あっ、ほら、卵の入ってない卵スプレットみたいなもんだよ。それとご飯を一緒に食べるみたいな、」
「ああ、なんとなくイメージわかったかも。」
「ね、わかるでしょ~?」
と、喜んだ友人には悪いのだけれど、わたしの心はもはや、マヨネーズご飯とは別のところに彷徨い出していた。
卵の入っていない卵スプレット!!!
なんだか素敵な語感である♪
「卵の入っていない卵スプレット!」
口に出して何度も味わってみる。いいなぁ。いいなぁ。
さっそく他にも探してみる。
「鯖の入っていない鯖缶」
可笑しくて愉しくて、クツクツと笑いながらどんどん探していく。
「豆腐の入っていない麻婆豆腐」
「サラダの入っていないサラダ巻き」
「牛(うし)の入っていない牛丼」
「まぐろの入っていないまぐろ丼」
すごく愉しい。もっともっといろいろ集めなきゃ♪
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