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ストレイ・シープ


NHK教育の人間講座が最近面白い。
少し前まで「発酵の力」というやつをやっていた。
今は「日本人論再考」。
今日のテーマは国民で司馬遼太郎の「この国のかたち」と夏目漱石の「三四郎」を取り上げている。

明治の最初の40年の健全さと次の40年のある意味今の世相に通ずる不健全さ。その中で迷走する若者たち。
エリートとして大学を出ながらドロップアウトしてゆく若者たちを漱石はストレイ・シープ(迷える羊)と呼んだ。

ストレイ・シープ。
現代のわたしから見ても他人事とは思えない。
先日も友人とこんなことを話した。

「経済系の雑誌でさ、『高学歴のフリーター急増!』って取り上げられてるんだよね~。問題だ、みたいに」
「けっこう、まんま、うちらぢゃん…でも、そうなるよねぇ」
「うん、なるなる!自然なことだと思う」

例えば二十年くらい前だったらもっと違ったのかもしれない。
いい大学に行ったら当たり前のように社会に(生涯正社員と云うかたちで)出ていたのかもしれない。
だから、わたしたちみたいなのは、随分甘ったれて見えるのかもしれない。

けれど、わたしたちの中にある価値観はもうそれとは変わってしまっている。
その自然に従うなら、この道を選ぶ他はないのだ。

選択はどれもその時点ではただの選択でしかない。
正しくもないし、間違ってもいない。
意味すらまだない。
そこに何らかの意味や価値を付与していくのは、その結果つくられる未来でしかない。

未来の自分を思い浮かべる。
次のW杯が催される、四年後の自分。
その時までにどうなっているか。

友人曰く、名づけて『W杯計画』!

一年、二年ぢゃ、結果なんて見えないから、おっきく先を見据えて四年。
四年あれば、大概のことは出来そうな気がするから。

ストレイ・シープでもいい。
迷い道も寄り道も、のんびりのんびり愉しもう。
ある日、ふっと振り返れば、
ほら、自分だけの道。
 
 

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