っていいな、と思う。

この間みた映画「愛の選択」では、ジュリア・ロバーツ演じる主人公が癌に冒された青年の看護人となり、やがて愛し合うようになったとき、闘うことをやめて最期の時をふたりで過ごすことを願う彼に、「期間限定の愛なんていらない!そんなのほんとの愛じゃないわ!」と叫んでいたが、わたしはそれって素敵だと逆に思ってしまう。
もちろん、永遠の愛などという幻想もそれはそれで美しいものだけど、現実問題としてはそんな倦んだものは煩わしいだけな気がする。永遠を信じる刹那があれば、ほんとはたぶんそれでいいのだ。

だけどにんげんは欲張りだから、いつまでもこのままでいたいと願う。ちいさなにんげんの視点からは変わらないものなんてありえない。このままでありたいと願えば願うほどに、すべては形を変えてゆく。

昔はこうじゃなかったのに。
そうして思うようになるのだ。あの一瞬は幻想に過ぎなかったのだ、と。

それくらいなら、最初から期間限定にしておいた方がいい。そうして、色褪せることのない、真実を堪能するのだ。

期間限定のつきあい。お勧め物件である。